私の新戸塚病院でのリハビリは2回/週です。午前11時のリハビリですと、眼が霞むほど疲れます。そこで東戸塚駅前の西武百貨店のモールでランチして帰ります。デパートのモールで初老老人が一人でランチしているのが他人(ヒト)の目にどう映るのか少し心配です。何時もの寿司屋もカレー屋もパスして28日は7階のフードコートに出かけました。
これは東戸塚駅東口にあるコンビニ「ニューデイズ」の喫茶席から西武百貨店がキー店のオーロラモールを観たモノです。背後の高層マンションから駅までの通路があります。その通路に面してフード・コートがあります。
これがフードコートにあるファーストキッチン吊るし広告の「マル得500円がセット商品です。ハンバーグは日毎に変わります。筆者はリハビリ病院帰りに此処で食べる事があります。
私の注文したのは珈琲に海老ハンバーグとポテトのセット締めて500円です。
フードコートは西武百貨店モールと高層マンション群を繋ぐ通路に面して設備されたレストラン街です。モールは優勝劣敗が激しくテナントが度々変わります。私の好みであったベトナムラーメン店も退転して代わってアイスクリーム店が出て来ました。数あるお店の中から好きなモノを買って席に戻って食べるカフェテリア形式です。東戸塚は総じて若い街ですからモールのお客さんも若いお母さんや中高生が目立ちます。
私はファーストキッチン(ハンバーグ店)でワンコインセットを食べる事にしました。シュリンプのハンバーグにアイス珈琲にポテトのセットで500円の設定です。年金生活者にとっては手頃なプランです。文庫本を読みながら食事をしていると何時の間にか隣に女学生3人組が座っていました。流石に若い人はワンコインセットでは物足りないのでしょう。ボリュームのあるモノを食べていました。屹度彼女達は横浜隼人高校の生徒なのでしょう、大声でノートを観ながら話しています。何かと思えば生物の「メンデルの法則」を観ながらの話のようです。彼女たちは高校1年生でもうじき中間テストでもあるのでしょう。懐かしい絵が描かれています。『紅いえんどう豆の雌蕊に白いえんどう豆の雄蕊を受粉させました。結果出来た子供達は赤いえんどう豆が3つ白いえんどう豆が一つ出来ました』メンデルが発見した実験結果が示されています。
女学生は”赤と白ならピンクのえんどう豆が出てきたら、良いのにね!」
言って大笑いです。
此れは5月の日文研セミナーで「万世一系」は吉田松陰が愛国天皇崇拝に走った為に創作した歴史の諧謔で国学者の研究の成果の盗用だと指摘したシート。唯メンデルの法則は偶然に男系天皇の根拠になります。
私は思います。こんな事で腹の底から笑える事こそ女学生の特権だな!。
高校生になって初めての中間テストとなると兎角ブルーな気持ちになるモノ、でも梅雨空の狭間の快晴の様に大笑いできるのは若さの特権です。
染色体には性染色体が在って、XYは男性、XXは女性になります。一方染色体には優性染色体と劣性染色体があります。花を紅に決める染色体は優性で白に決める染色体は劣性です。優勢と劣性が一緒になると劣性は出現しません、優性だけが出現します。おと名付けると雌蕊にはXXが雄蕊にはXY染色体があるんですよ。色の遺伝子は性染色体にあります。メンデルの実験では紅白の色を決める遺伝子が性染色体にあるとすると。子供世代にはXX、Xy、XY yyの出る確率が均等に在ります。Xが優勢遺伝子なのでXがあれば赤い花が咲き、yyの場合だけが白い花になります。そんな次第で、赤い母親と白い父親の子供は3対1の割合で赤が出るのです。
そんな説明をすれば彼女たちの疑問も解かれるのですが。
初老の叔父さんが女学生のお勉強のお手伝いをしていたら、「不良老人」とJKビジネスと間違われるかもしれません。説明したい気持ちを堪えて只管聞き耳を立てます。歪んだ社会になったモノです。
5月29日は女性フォーラムの図書館に出かけました。
暑い日だった事もあって多目的室に入ってアイス珈琲を飲んでいました。
同店は身障者を積極的に採用していますので横浜市の公共施設で良く販売しています。戸塚スポーツセンターでも販売していますから横浜市民には馴染みの会社です。
お婆さんたちはご機嫌です。”今日のお握りは特大ね!」云いながら丸くて大きなお握りをパクついています。話の様子からすると4人は仲良しで昼は此処に来てお握りを食べてお喋りを楽しんで帰るようです。
私は帰り際にコヒーの紙コップを捨てる序に「お握りを販売している売り子さんに報告しました。
「多目的室のご婦人が”今日のお握りは大きい”云って大喜びしていましたよ!」
すると売り子はこう答えました。
これが「まんなかのパンやさん」が女性フォーラムのロビーで出張販売しているお握りです。
「おかしいわね?お握りはチャンと重量を測ってから握っているので何時も同じサイズの筈なのにね!」
「でも握る人の手の大きさや力の入れ方が違うから見た目では大小のばらつきが出るのかもね」
コンビニのお握りは機械で製造していますから重量も風袋も均一です。少しでもバラツキがあった方が美味しく感じるかもしれません。そんな事よりお婆さん4人を大喜びさせるのだから大したものです。
そう想っていたら新聞に「切れる高齢者」が特集されていました。サラリーマン時代ソコソコの地位にあったものの今は阻害されている男性に切れる人が多いのだそうです。記事を読みながら想いました「私も脳梗塞の発祥暫くの間は矢鱈に怒りっぽくなっていました。一番悲しい事実でした。”脳梗塞は怒りっぽくなる病気だ”言い聞かせながら自己抑制に努めたのでした。
考えてみれば女学生もお婆さんも他愛ない事で良く笑います。メンデルの法則で云えば怒りっぽい性格は劣性遺伝子で協調的な性格が優性遺伝子でどちらも性染色体に位置しているのかもしれません。女性はXXですから協調性が前面に出るものの男性はXyですから怒りっぽい遺伝子がy染色体にあれば男性は怒りっぽい攻撃的な性格が出やすい事になるのでしょう。
切れるのは自らの社会を狭くしますし。怒った罵声は自分自身に浴びせ返されます。中間試験の最中でも笑っていられる事お握りの握りが甘くなっても”今日のお握りは大きいわ”といって大笑いできる方がズット賢明。ヤッパリ女性は男性より染色体が一本多い分良く出来ているようです。男は女性の下に居るのが賢明なようです。
昨日のニュースでも小池都知事丸川五輪大臣が会議をリードし。森オリンピック委員会長や県知事と円満(?)な解決を導いていました。男性の会議でしたら、罵声が飛び交っていたのでしょうが。
政治に女性が多くなれば日本はもっと良くなると思いました。
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