昨日(6月6日月)は国会中継をしていました。目は網野氏の著書「職人歌合せ」を追いながらも、耳に国会の審議が聞こえてきます。午前中は家計学園問題の集中審議のようでした。
”またまた学園が舞台の政治疑惑か?”うんざりしながら聞いていると、今回は森友学園問題より疑惑も限りなく深いし、登場人物も森友問題より大物揃いで、マスコミも飛びつくし、阿倍自民党は深刻ならざるを得ないようです。
午後になると国会審議は家計学園問題の全体像をより具体的に描ける様に質問が用意されていました。
家計学園の理事長の加計孝太郎氏は阿倍首相の学友であった事、首相のミャンマー往訪の際には政府専用機に同乗したこと等確認され「ただならぬ仲」である事が判りました。
家計理事長は”獣医学部を作りたい”と文部省に再三申請して来たそうです。
文部省はしかし、「獣医は多すぎるからダメ」と文部省に拒否されてきたようです。
処が安倍首相が登場して「規制緩和」と「国家戦略特区」問題が政治課題になると文部省の方針が大転換されました。当時の文部省事務次官だった前川喜平さんが左遷され、元次官は今になって、「官邸中枢から文部省に圧力をかける文章が届けられた」という衝撃の告白をしたのでした。
獣医学部の新設を申請していたのは家計学園だけではなく京都産業大学も同様でしたが、家計学園だけが許可され加えて学部新設に際して、補助金96億円と37億円の土地もプレゼントする」と云った破格の条件が加えられたというのです。
問題の構造は医学部も同じです。
日本医師会は医師数を制限するように政府に働きかけます。医業の需給バランスをタイトにするのは既得検疫者の常道なのです。歯科医師会は弱いので歯科医師数は需要を越えて多くなり今では競争過多で不況のようです。獣医師会も歯科医師会の轍を踏まない様に獣医師の数を制限したかったのでしょう。
今回は阿倍首相も深刻な事態であることを自覚しているのでしょう、国会では質問には答えずに矢鱈に「ヤジ」に対応していました。答弁に窮しているときに「ヤジ」が入ると簡単に反論できるヤジを優先してしまうものです。それに文部省の事務方を敵に回してしまっています。自分達のトップの首を切った官邸に怨みを持っていますから。今後も前次官前川さんに塩を送るようなリークが続く事でしょう。大体今の状態が異常なのです。今はNHKのトップも霞が関のトップも日銀のトップも全部人事権は官邸が握っています。官邸と官僚とマスコミと金融トップは相互にペアーバランスが取れていて拮抗していることが好ましいモノです。
日本人は昔から「噓をつかない事を美徳いな倫理にしてきました。桃太郎侍も「お天道様はお視通しだ」とセリフを吐いて悪人を成敗します。お天道様とはお日様」の事です。天照大神のようでもありますが裁判権も在るのですから帝釈天の力も有しているようです。
昨年NHKの企画で檀蜜「壇蜜/ネパール死とエロスの旅」を放映しました。ネパールの寺院の屋根の上に多宝塔の櫓のような部分があって必ず其処に仏陀の目が描かれていました。
仏陀がお寺の屋根の上から民の一挙手一投足を視ているよ!そんな意味なのでしょう。その『生前の行為の結果、死を経て再生の姿が決まる』と信じているのでしょう。寺院の参道にはマニ車が設えられています。結果をとは
此れはブータンの市場に並んだ大根と人参です。西岡氏が日本野菜の栽培をブータンで指導した事からブータンの野菜は日本の野菜と同じです。(屹度最近の野菜は無意味に甘く水っぽいのに対し本来の野菜の味が残っているかもしれません)写真出典ジャイカのHPhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8D%94%E5%8A%9B%E6%A9%9F%E6%A7%8B
ジャイカ(当時は海外技術協力事業団)は外務省所管の独立行政法人で政府開発援助(ОDA)の実施機関の一つであります。ジャイカの始まりは戦後賠償問題に在ります。ジャイカのブータン支援は半世紀前の、