今日9日は横浜市出初式がミナトミライで行われます
昨日は戸塚区の消防出初式が好天下行われました。
私もコートの襟を立てながらお出かけです。
第一部は戸塚公会堂で式典が挙行されます。
式典と言っても、消防関係者の永続勤務表彰が主です。
女性消防士が増えたのは、救急車の出動が多くなって、消防署が女性の職場に転じてきたからでしょうか?
パンツ姿の女性職員に「美しいな」感じたりします。
町内会の家庭防災員、消防団員、身近な人が表彰台に登壇します。
(消防ポスターを描いて表彰された小学生、この時が一番嬉しかった)
それにしても、戸塚区の火災は急増しています。 戸塚区火災件数(22年/21年) 86件(55件) 31件増
原因は「放火の多発」です。 戸塚区放火件数(22年/21年) 34件(18件) 16件増
私は 式典でぼんやり考えました。
私が小学生だった頃(30年代)、我が家に警察官が来ました。
前日、2時頃、私が何をしていたか確認して帰りました。
実は、近くの八幡社の萱畑(入会地/子供の遊び場)でボヤが発生したのでした。
子供の火遊びが原因ではないか? アリバイの確認でした。
当時はボヤで終っても、原因の追究に真剣でした。
(23年勢揃いした消防車、22台は昨年の約半分、何故?減ったのと思う)
(22ねんの出初式、消防車はおおよそ47台程度だった)
もう、8年くらい前の事でしょうか?
子之八幡社の床下から出火しました。
寒中に八幡社の床下で寝ていたホームレスの焚き火が原因と言う報告でした。
以来八幡社は鉄囲いされて、入れないようになりました。
3年前、夏祭りの終った晩、矢張り子之八幡社の催事場が燃えました。
今度は放火、以来私達の防犯パトロールはコース変更し、八幡社の境内も見回ることになりました。
「痴漢対策」に「放火対策」が上乗せされたのでした。
でも、同じ年、魚屋さんの車両、自動二輪が続けて放火されました。
我が家の門扉には「地域防犯連絡所」の看板が貼ってあります。
でも、警察署員の聞き込みは一度も受けた事はありません。
放火は戸塚警察署の刑事課が所管です。
彼等にはもっと凶悪で重大な事件を追っかけているのでしょう。
放火犯は逮捕されていません。放火犯罪の抑止力は発揮されていないようです。
それで無くとも、今の社会、不満が鬱積して、反社会的な輩が増えています。
私達は今も恐々としています。
八幡様には旧い札を入れたボックスがあります。
左義長で焼く予定ですが、何時ポンと100円ライターを投げ入れる輩が出現するか・・・心配です。
23年放水、水柱が上流から下流に流れて行きました。貧素な感はいがめない
22年の一斉放水。迫力があった。
出初式は上野の東照宮で始まったそうです。(万治2年1659年)
周りは武家屋敷が続き、彼等が自警団(武家火消し)を作りました。
そして、正月4日に「今年も東照宮を守るぞ!」、団結と気合を入れるために、出初式を開始したのだそうです。
屹度当時は、町に不満武士があふれ出し、自警を要したのでしょう。
社会に不安定要因が溢れる時、放火は急増します。
最も肝腎なのが放火対策、従って放火犯は極刑に付されました。
昭和14年、警防団が組織され、警察行為に加えて戦争に供えて防空や消化を担当させました。
戦後(昭和22年)警防団は解体され、警察と消防は分離されます。
常備消防である消防本部、非常備消防である消防団の2組織で消防を分担する現体制になりました。
問題は警察と消防が分離された事です。
放火対策は警察、消防双方の空白にあるように思えます。
私達地域の期待する安心安全は、強盗・殺人等の凶悪犯罪防止に加えて、性犯罪防止、放火防止もあるのです。
戸塚区は22年度全国一の「オレオレ詐欺」被害が発生しています。
オレオレ詐欺は自己責任で防止も可能ですが、性犯罪と放火は自己責任の外にあります。
(出初式で配られたチラシ。オレオレ詐欺も問題だが放火対策も大事です)
出初式の式典に加わりながら呟きます。
消防関係者のお祭に出席を強いられるのは結構だが、
「放火対策はどうしてくれるのか!」
対策を打って、もう少し安心に住める町にして欲しいものだ・・・・。
今年は出初式に参加した消防自動車は半減しました。
一斉放水も淋しいものになりました。
大半の消防自動車は火災対策で消防署に待機しているのでしょう。
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