10月9日(火)横浜元町を楽しんで歩きました。
秋風に誘われてみなとみらいの赤レンガ倉庫に向かいました。
「オクトバーフェストが行われているから、見物しよう」 (10月14日まで)
私は今年の5月、此処での「ビール祭り」を知りました。
私は音楽会前の時間潰しでしたし、胃の手術直前でしたので・・・・・、
楽しそうな人達を横目で見て、「秋になったら行きたい!」と思っていました。
その時のことは http://blogs.yahoo.co.jp/yunitake2000/46255040.htmlに書きました。
オクトバーフェスト会場、昼下がりですから、屋外のお客さんは疎らですが、テント内は満席で、 熱気に満ちています。飾り絵も本場そのままだそうです。
もう40年も前の事です。
私は長銀の札幌支店に勤務していました。
8月の定期異動で1年後輩のS君が赴任してきました。
仕事にも遊びにも大変な猛者で、ある日ライオンサッポロ店に私達融資課の全員を招待してくれました。
(ライオン:サッポロビール直営のビアーホール、銀座ライオンは有名)
丁度今頃の事でした。
”何で3年目の若手が先輩諸氏を招待してくれるのか?” 怪訝に思いましたが・・・、
奢ってくれるとは有り難い…、皆で行きました。
そこで初めてオクトバーフェストの盛り上がりを知りました。
隣同士で肩を組んで「乾杯の歌」を歌って、ジョッキーを飲み干す、楽しさを知りました。
ビアホールの支配人が挨拶に来ました。
S君は「ビール飲みコンテスト」の優勝者で、その賞品が「職場の仲間を招待」なのでした。
同君は京大ラクビー部出身でした。
(ビール飲みコンテストは大ジョッキをストローで早く飲む競技でした)
屋外のビール売場、此方は夜にならないと盛り上がらないようです。
ジャーマンポテト、フランクフルトソーセージとルーム貝が売れ筋のおつまみです。
枝豆も用意されていますが、注文するのは場違いのようです。
赤レンガ倉庫の「オクトバーフェスト」は今年で10年目、でも今年は5月にも実施したので今回が第11回になります。もう、本場ミュンヘンの「ビール祭り」さながら(?)と定着したのでしょう。
事務局の案内パンフによると、ビール祭りの歴史は200年余りだそうです。
『日本ビール産業発祥の横浜で、秋の潮風が吹く絶好のロケーションの中、本場さながらの味と雰囲気をお楽しみください!』 誘ってくれています。
お隣の川崎市では”ハロウィン”で、横浜は”オクトバーフェスト”で地域おこしです。
盛り上がるテント内。中央にステージがあって生バンドが「乾杯の歌」を演奏します。
お客さんは場内で肩を組んで練り歩きます。
ドイツ直送の公式ビールのほか地ビールを含めて80種類ものビールが揃っているそうです。
そして午後1時、「WOHO & KALENDAR BAND」の生演奏が始まりました。
私と同世代の親爺4人とミニスカートのお嬢さん5人のバンドです。
お嬢さんはトランペットを親爺たちはトロンボーンやアコーディオンを演奏します。
そして、4人ほどの日本女性が応援や司会に活躍です。
”アイン フローズィト アイン フローズィト デァ ゲミュートリッヒカイト”
皆で歓び楽しもう・・、恥かしらずに声を出して・・・、
ビールテント内は一気に熱気です。
親爺と娘のバンド
西洋では、11月になればカトリックでは諸聖人の日が始まります。
10月はキリスト教以前の自然崇拝・原始宗教の月なのでしょう。
ヨーロッパの民俗行事、収穫祭で盛り上がるのがハロウィンであり、
オクトバーフェストのように想像します。
日本でいえば…、収穫祭としては新嘗祭や秋祭りが相当し、飲んで楽しみ、
連帯や絆を強めるといった意味では「どぶろく祭」が相当するのでしょう。
ドイツ人がビールを愛して大切にしてきたように…、
日本ではどの家でも、集落でもどぶろくを醸造していました。
ところが税収確保のために国家は酒の醸造を認可制にし、どぶろくの醸造を禁じました。
「どぶろくは文化であり、その醸造禁止は地域文化の破壊につながる」訴訟が起こりましたが、
司法は国の税収を優先します。
庚申講で飲まれていたどぶろくは無くなり、庚申講も村の連帯も弱くなります。
近年「どぶろく特区」が認められましたが…、どぶろくを飲んで連帯を確かめよう・・・、
そんな共同体は崩れてしまっていました。
”どぶろく特区で地域起こしが成功した・・・” そんな話は聞いたことがありません。
テント内の配置とメニュー
そこで、横浜ではオクトバーフェスト、川崎ではハロウィン、を始めました。
収穫祭の精神は置いといて、商業祭として町おこしです。
如何にも日本的ですが・・・、それでも楽しいから良しでしょう。
街中に溢れるハロウィン。キリスト教以前の収穫祭を思わせます。
ミニスカートのドイツ娘を見ていて思いました。
「何であんなに可愛い女性が、中年になると…、ビア樽のようになってしまうんだ!」
ビールを注いでくれる民族服を着たおばさんを見て思いました。
ドイツの公認ビールば次々に持ち込まれます。
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