昨日は天気予報通りの春一番が吹きました。でも午後からは風が止み青空が広がったので、お散歩に出かける事にしました。
途中何時もお世話になっているデーサービスと図書館を通ります。
先ず、庭の梅の枝を伐って花束を作りました。春一番で豊後梅が咲き出したのです。豊後梅は杏のDNAが混じっているので少し華やいで見えるのです。春を探しに街に出て序に春も届けようと云った魂胆です。
我家の豊後梅(左想いの儘)右は冬至梅(実梅)でもう散り始めてしまいました。
君子蘭を獲りこんだビニールを組んだ温室。透明塩ビの波板が剥がされてしまいました。でも葉っぱは生き生きしていて、この冬を越せたことが確認できました。この雨で花芽が伸びていることでしょう。
庭は強風で傷んでいます。君子蘭の温室もビニールが剥がれてしまいました。
ワイフは庭仕事が増えたので大変です。加えて鶉小屋の扉が外れて一羽の鶉が逃げてしまったようです。一羽残りましたが心なしか寂しそうです。何時もは二羽で喧嘩ばかりしているのですが,喧嘩相手でも相手が居なくなるのは鶉とて寂しいのでしょう。
我家の前の坂の上は私の生家の盛徳寺(山号は福寿山)です。境内に夏ミカンが自生していて。その実が春一番で落果してコロコロ我家まで転げて来ました。
生家の夏ミカンが転げて県道まで転がってしまいます。県道に転げ出すと自動車に轢かれて街を汚してしまいます。
春一番一過で鶉さんも一羽になってしまって寂しそうです。
玄関を出ると我が家の前に大きな夏蜜柑が転がっています。夏蜜柑の木は祖母が丹精したモノで、強い風で木から振り落とされて寺の境内から我が家の門迄坂を転がり落ちてきたものです。婆のお届けモノです酢橘代わりに戴く事にしました。夕餉は何にしようか?比内地鶏と芹をたっぷキリタンポ鍋が良さそうです・・・・。ワイフと相談しながら何時もとは違うスーパーと戸塚駅西口に向かいました。
春一番 婆が届けし橘を 夕餉には戴かむ
この温かさではもうじき梅も散ってしまいそうです。
柏尾川を旭橋の上から見下ろす。水面が光ってもう春の風情です。土手のハコベも敷ける程に伸びて来ました。中州のガモも枯れて羽毛を飛ばし切ってしまったようです。ガモの羽毛はツンボにするといって苦情を寄せられています。
デーサービスに花束を届けて図書館で返却して柏尾川を渡ります。旭橋から眺める川面はキラキラ春の光りを反射して眩しいばかりです。沢山いたカモメは江の島の海に帰ったようで。雉鳩だけが群れています。枯れた茅の根元からは青い色が覘いて見えます。柏尾川の土手はもうハコベや大犬のフグりが生しているのです。
ワイフが云います。”今日の風の匂いは磯の香りがするわ”確かに磯の香りです。二年前ならバイクを飛ばして海に行ってワカメを拾って居る事でしょう。脳梗塞前には春一番が吹いた翌日は桜貝とワカメを拾って砂浜を往ったり来たりしたものでした。旭橋の袂には壊れたビニール傘が道端に無残な姿を晒しています。
道端に捨てられた壊れたビニール傘お嬢さんの悲鳴が響いた事でしょう。枯れ薄の根元がもう緑色に変わっていました。
春一番と云えばお洒落なお嬢さんが春服に着替えて裾や髪を悪戯されて困り顔の光景を思い起こします。でもそれは午前中までの事。午後は実に穏やかでお散歩日和です。もう歩きはじめて1時間は経ったでしょうか、少し疲れました。2階はアフタヌーンティー(少し割高)で1階はマクドナルドです。節約するつもりでマックに入る事にしました。100円でアイスコーヒーを座って飲めるのはマックだけです。
マックを出て東急ストアに入ればチョコレートの大廉売です。豆腐チョコを横目で見ながら花屋さんの店先に廻ります。家に戻ったらえんどう豆をプランターに播く事にしました。
14日はバレンタインデー。聖人が殉職された日をチョコレートで大騒ぎするのは憚れますが、豆腐チョコは少し惹かれました。東急ストアで
矢張り春の花はスイトピーです。一束129円はリーズナブルですが家で播けば花も実も(えんどう豆)エンジョイ出来ます。
これが桜貝です。春一番が吹き荒れると砂の中で埋もれていた桜貝が浜辺に吹上げられます。同時に沖合で養殖されていたワカメがちぎれて砂浜に打ち上げられます。そのワカメを拾っても問題ないそうです。拾いワカメの美味しい事は太鼓判です。
長谷海岸のワカメを干す風景。春一番で養殖ワカメがちぎれて打ち寄せられるので、拾って戻ります。ワカメの味噌汁は最高です。
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