風土への愛情「向井潤吉」画業を一覧できました
5月3日は憲法記念日、テレビでは憲法改正問題が流されています。 私には憲法記念日は改憲問題を論じるより「憲法と現実の乖離」こそ問題にして欲しい、思います。 年々命を粗末にする風潮等は、憲法のアカンタビリティー(達成率)が低下している、と思えるのです。 先日、神奈川新聞の取材に協力しました。 お礼に、「向井潤吉」の展覧会招待券をいただきました。 私も家内も向井潤吉氏を敬愛しています。...
View Article高貴な桐の花(峰の薬師にて)
上海万博の賑わいがテレビに映ります。 日本館も上位の人気のようです。 中国は長い歴史、文化資産に恵まれた国。 矢張り、歴史や文化に特徴のある国が人気になるのでしょう。 日本館のデザインはシルクの「繭玉」だそうです。 外観は藤色です、日本人にとって最も尊い色です。 青(水)と赤(太陽)を併せると藤色になります。 (上海万博、日本館公式HPから)...
View Articleチャペルの藤の花(明治学院大学横浜キャンパス)
私の住む町、横浜の上倉田町には明治学院大学横浜キャンパスがあります。 私が遊んだ里山を1985年開発して開校したものです。 今でこそ、明治学院大学は港区白金にありますが、横浜山手で開校した「ヘボン塾」が始まりです。 横浜がルーツです。 (花水木のある広場) 今日は5月の連休、大学キャンパスをお散歩です。 学生の姿はありません。 グランドから体躯部の掛け声だけが響いてきます。...
View Article双体道祖神と山野草(鎌倉古道にて)
芭蕉が江戸深川の採荼庵を出発して、奥の細道の旅に出たのが元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)でした。旅行には最適な季節、みちのくの遅い春を追っての旅だったのでしょう。 その序文には「道祖神の招きにあいて・・・・・・」と記しています。 みちのくの道祖神が 「芭蕉さん、雪も溶けて旅には良い季節になりました。是非お越し下さい。」手招きしている、 そう思ったのでしょう。...
View Article阿弥陀寺のドラエモン
一昨日、円海山山麓にある「峰の薬師護念寺」の藤の花の見事さを書きました。 実はもう一本、負けず劣らず素晴らしい巨木の桐があるのです。 場所は磯子の阿弥陀寺参道です。 護念寺は阿弥陀寺の奥の院とも呼ばれています。 また、お檀家の話では、阿弥陀寺、護念寺のご住職は兄弟、と聞いています。 桐の巨木はどちらも同じ程度のサイズです。 略同時に植えられたのでは無いでしょうか?...
View Article受け継がれる龍宝寺の愛情(自然に、歴史に、地域に)
大船駅の西側、高台に大船観音像が立っています。 その丘陵には長尾城がありました。 更にその奥は一段高く広い丘陵が続いています。 其処が玉縄城の城址です。 玉縄は今でこそ、落ち着いた住宅、清泉女学院、栄光学園などがある文教地区ですが、私が子供の頃は唯山深く、棚田があるだけ、変哲も無い田舎でした。...
View Articleカイツブリの子育て
私のサラリーマン時代、職場のお隣が三井物産でした。 その前庭の池で毎年、カルガモが子育てしていました。 カルガモは屹度人間は恐くない、知っていたのでしょう。 わざわざ人が集まるところで巣作りして、歩き回れるほどに成長を見届けて、お堀端にデビューしていました。 内堀通りを横断する時は、シャッターの砲列される中、堂々の行進でした。 もう、5月も半ば、そんな季節がやってきました。...
View Articleこれから、シベリアに行くの(黄色い脚の鴫)
カイツブリ親子の仕草を見詰めていると、時間の経つのを忘れてしまいます。(昨日報告) 私の頭上「ピューイピュイ」と澄んだ鳴き声が通って行きます。 『何かな?』 見れば、4羽のカモメ程の水鳥が遊水池の中に降り立ちました。 場所は遊水池の堤防寄りです。 今年の初め、ミズキンバイの生育地として用意され苗場です。 (水鳥のステージ?ミズキンバイの苗場) 中々、スマートな水鳥です。...
View Article白雲樹下に憩う
友人T氏のメールで、今年の北鎌倉浄智寺の白雲木はもうお終いです、伝えられました。 五月の連休に参詣した時は未だ固い蕾でした。 それが、あっと言う間に咲いて、直ぐに散ってしまったなんて・・・・・。 驚いて、再度参詣してみました。 (浄智寺参道、木漏れ日と石段が心地良い。右手、樹樹の間に4本の白雲木があります) 同氏はこの木がお好きで、ご自宅のシンボルツリーにされたそうです。...
View Article浄土庭園のスッポンはお昼寝中!
県立神奈川文庫と称名寺とは小山が隔てています。 山を刳り貫いて小さなトンネルがあります。 トンネルには案内が立てられており、中世に掘られたものだそうです。 鎌倉幕府と六浦港を結ぶ、山道の最後がこのトンネルだったのでしょうか? トンネルの入り口に今年も卯の花が咲きました。 (左奥、中世のトンネル入り口。白いのは卯の花) トンネルを潜ると、称名寺浄土庭園が眼前に開けます。...
View Article五重塔に石楠花
今年から町内会の懇親旅行を春に変えました。 秋には行事が多い事と、日が短いので追い立てられてしまうからです。 旅行代理店のお奨めに従って、笠間稲荷の大藤、日立海浜公園のネモフィラを見に出かけました。 その途上、笠間に「鳳台院」という曹洞宗のお寺に寄りました。 境内全面に石楠花の花が咲くという事です。 (鳳台院全景、右側にかけての傾斜地に石楠花が咲く)...
View Article笠間稲荷の大藤は「平和のシンボル」
昨夜来の雨が上がろうとしています。 今日(5月12日)は町内旅行で、笠間稲荷に大藤を見に出かけます。 参加者の大半は私が子供の頃からお世話になった、町内の古株。 お爺ちゃん、お婆ちゃんと一緒に、一日楽しんで、無事に帰る事が目標です。 バスは常磐道に入ります。 横浜では青空でしたが、茨城は雨が降っています。 車窓からは、田植えを終えたばかり、一面の田圃が見えます。...
View Article小学生の棚田作り
家内の友人の話に拠ると、今週は長野県内でも田植えが始まると聞きます。 先月末往訪した、奥三河の鳳来山の千枚田、棚田にも田植えが始まる事でしょう。 千枚もの水鏡に映る「田毎の月」を見ながら、仏法僧の声を聞きたいものです。 片瀬の「藤沢新林公園」、菖蒲の花も満開になったろう・・・・出かけて見ました。 案の定、満開どころか、最初の花が咲き終わり、順次二の花、三の花が咲こうとしています。...
View Article庭先のハーブ畑(スカボロー・フェアの思い出)
私の住む町は戸塚の倉田町、お隣が舞岡町です。 その境は丘陵が続いています。 尾根道が鎌倉古道、昔ながらの里山風景と歴史資産に恵まれています。 (舞岡の農家。手前がハーブ畑、紫はラベンダー、オレンジはナスタジウム) 倉田側は明治学院大学や大規模な宅地開発が行われています。 他方、舞岡側には近郊農家が散在しています。...
View Article卯の花の垣根
緑に映える真っ白い卯の花 「卯の花の匂う垣根に ホトトギスはやも来 啼きて 忍音もらす 夏は来ぬ」 ついつい、ハミングしてしまう、爽やかな5月です。 昨日、一昨日は雨が降って、もうじき梅雨入りでしょう。 我が家も、青梅が庭に落ちています。 見上げれば、青葉の陰に青梅が鈴なりで、今年も豊作のようです。...
View Article今年はマロニエの花が一際見事です
マロニエの街路樹が目立つようになりました。 私の近くでは、港南台の表通り、高島屋の並びにマロニエが道の両側に植えられています。 港南台が開発されてもう30年は経ったでしょうか? 落ち着いた、美しい町並みに育ちました。 屹度企画段階で開発者が説明した事でしょう。...
View Articleひたすら咲かせる「芍薬」(龍宝寺の畑で・・・・)
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」 美人を花に準えて表現する慣用句です。 百合は花が大きく、微風でも揺れ動きます。 まるで花魁道中を見るような「歩き姿」なのでしょう。 牡丹は座り姿、そして立ち姿が「芍薬の花」なのでしょう。 大川端で浮世絵美人が佇んでいる。 川風が吹いて・・・美人の裾が乱れて、白い脛が見え隠れする・・・・・。 そんな景色を思わせます。...
View Articleカイツブリ、目出度く巣立ち・・・・
金井遊水池には度々出かけています。 水鳥の観察が楽しいからです。 前回カイツブリが二羽孵化して、親にくっ付いている状況を報告しました。 その後も楽しみながら観察を続けています。 (カイツブリは葦原での子育て中) レンズを通して見ると、カイツブリの親の目付きは鋭いものがあります。 カルガモなど鴨や鴈の仲間は穏やかな顔つきです。...
View Article白い風車「定家かずら」
鎌倉の明月院道を歩くと、路上に真っ白な花が散る季節になりました。 風車か、プロペラか・・・・・美しい姿です。 驚いて見上げると、頭上に「蔦葛」が山桜の木に絡んで、無数の花をつけています。 葛の名前は「マサカズラ」。 このカズラに「定家」の名前をつけたのは金春禅竹でした。 屹度禅竹はこの花の美しさと、執拗なまでの逞しさに驚嘆したのでしょう。...
View Article一反木綿のような「新井白石」の碑
NHK朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」楽しみに見ています。 女房の背が高いので、「一反木綿のようだ!」と評し、時々女房のコメントを一反木綿が代弁しています。 「ネズミ男」が人間の狡猾さを表す妖怪ならば、一反木綿は人間の正義感を表す妖怪です。 着物一着作れる程の白い木綿です。 空を飛んで、悪人に絡みつきます。 赤ければ、ふんどしのようなデザインです。...
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